パソコンの再インストールやバックアップ、復元作業を行うため、CDからパソコンを起動しなければならないことがあります。
一般のパソコンは、工場出荷状態でCDからの起動が行えるケースが多いようです。
しかし自作のパソコンですと、起動順位を適切に設定しないとCDから起動できない場合が多いようですね。
一般的な起動デバイスとしてはハードディスク、光学ドライブ、フロッピーディスクが挙げられます。
市販されているマザーボードの起動順位はフロッピーディスク、ハードディスク、光学ドライブの順に設定されていることが多いようです。
再インストールやバックアップ、復元作業を行うために、CDを使用するケースを考えてみましょう。
最初にフロッピーディスクがチェックされ、挿入されていなければハードディスクのチェックに移ります。
ハードディスクが起動可能な場合はCDのチェックは行われず、無条件にハードディスクから起動してしまいます。
つまりCDから起動することができないというわけですね。
CDからの起動が可能なケースは、ハードディスクにOSがインストールされていない場合、もしくはハードディスクが接続されていない場合のみです。
OSのインストールされているハードディスクが接続されている場合は、CDからは起動できません。
そこでバックアップ、復元作業を行うためにCDから起動させたいならば、CDドライブの起動順位をハードディスクより先になるように設定しなくてはなりません。
起動順位の設定は、BIOSセットアップメニューで行います。